ブリュッセル散策

2日目はブリュッセル市内を散策。美術館に行ったり、ビールの醸造所に行ったりして過ごしました。
お昼ご飯とおやつを食べたら夕飯が食べれなくなってしまったことが心残り。

<<3月20日>>

5:30 起床
時差ボケで朝早く目が覚めてしまいました。
-
7:00 朝食
食べ過ぎると調子が悪くなるので、控えめに。
-
8:45 ホテル出発
ゆっくり1時間ほど歩いて美術館に到着。
徒歩
12:00 昼食
美術館に入っているレストランでお昼ご飯。
-
15:30 カンティヨン醸造所を見学
メチャ酸っぱいグースを試飲。
プレメトロ
18:00 ホテルに到着。
膨満感で夕食を取ることができずそのままダウン
QUEEN ANNE


 

2日目の朝は時差ボケの為か朝の5時過ぎに目が覚めてしましました。もうちょっとぐっすり眠れるかなと思ったのですが、枕が変わると思うようには眠れません。せっかく早起きしたので、朝ご飯も早めに食べて、8時45分には出発。特に予定は決めていなかったのですが、まずはブリューゲル、ルーベンスを所蔵している『ベルギー王立美術館』に行くことにしました。
3枚の写真は美術館に行く途中で撮ったものです。当たり前だけど、町並みがヨーロッパらしくて、散策してると『ヨーロッパだなぁ』って実感が沸いてきます。真ん中の写真は『ギャラリーサンチュベール』という有名なアーケード。とてもお洒落な商店街といったところ。パリでもギャラリーとかパッサージュには行ったけど、ここのアーケードが一番雰囲気がよかったです。右側の写真はフリッツ屋さん。まだ開店前なので閑散としています。屋根の部分に、フライドポテトに足が生えたキャラクターが飾ってあったのですが、写真には写ってません...
ちなみに、フリッツは食事と一緒に出てきたものは食べたけど、お腹に余裕がなかったので、フリッツスタンドで買ってまで食べることはありませんでした。フリッツスタンドでフリッツを食べるのも楽しみにしてただけに、ちょっと心残り。


 

美術館には9時頃に到着。入り口が分かりづらかったのですが、プレメトロの停留所の前が美術館の入口でした。開館が9時半だったため、地球の歩き方を見ながら開館を待ちます。地球の歩き方の情報量には、いつも感心するのですが、美術館に所蔵されている絵画の見所が分かりやすく解説してあるので、美術館に入る前に見ておくと非常に役に立ちます。
ちなみに写真左側は、美術館の近くから撮影したグランプラス方面。ちょっとした庭園になっています。名前までは分かりませんがGoogle Mapには『Park van Brussel』と表示されています。右側の写真は、ブリュッセル市内中心を走る、プレメトロです。形態はトラムですが、地下鉄の路線を共有して地下に入ったりもするので、プレメトロと呼ばれるそうです。


 


美術館はまず最初に玉虫厨子が出迎えてくれます。玉虫厨子という物を初めて見ましたが、インパクトがかなり大きいです。玉虫をメインにカブトムシやらその他昆虫を使用して作られた球体なのですが、遠くから見ると綺麗なのに、近くから見るとハッキリ昆虫が見えてしまうので、ちょっとグロテスクです。
ここのメインは、ブリューゲルとルーベンスということでしたが、ルーベンスはあまりなかったような?あったのかも知れないけど、ブリューゲルの印象の方が強かったです。真ん中の絵『ベツレヘムの戸籍調査』はブリューゲルの代表作だけにすごくいい作品でした。右側の絵もブリューゲルなのですが、ちょっと変わった絵が多かったのも印象的です。


 

美術館はそれほど広くもなく、有名な所蔵も少ないので、あまり見所がありません。美術館内にあるレストランがよさそうだったので、ここでお昼を食べて次に移動することにしました。
ちなみにここのレストランは、『museun brasserie』というレストランでベルギー最高といわれる三ツ星レストランHof van Cleveのシェフがプロデュースしたお店らしいです。
今回オーダーしたのは、26ユーロの前菜とメインが選べるランチにしました。私が選んだ前菜はSoup。メニューにはSoupとしか書いてなくて、『何のスープが出てくるのかなぁ???』と心待ちにしていたら「ムール貝のチャウダー」が出てきました。量がすごく多くて、日本のレストランで出てくるスープの3倍ぐらいありました。味はすごく美味しい。具はムール貝だけでシンプルなんだけど、ムール貝の味が濃くてとっても美味しくてまさかの完食。
旦那ちゃんは、「パテ」をオーダーしていました。一口もらったけど、こちらも濃厚なパテでした。見かけ以上にボリュームがある感じです。


 
タルタルステーキについてきたフリッツ

メインはサーモンのソテーをオーダー。フランス語のメニューで理解できる数少ない単語がサーモンだったので、この料理になりました。写真だと普通の量に見えますが(?)このソテーも結構大きいです。日本の鮭の切り身の2個分はあります。その分、肉厚でサーモンの甘さがよく感じられる美味しいソテーでしたが。付け合せのポテトは1個だけにしておきました。
旦那ちゃんのメインは、牛フィレ肉のタルタルステーキ。フランス語メニューの「フィレ」を読み取って『フィレステーキだろう』と思って頼んだらしいです。結果はタルタルステーキでしたが...
こちらもすごいボリュームでした。多分、1人でこれだけの生肉を食べるのは大変だったと思います。
ここのレストランは、美術館の中にある割りには、美術館に来た人よりも近隣のサラリーマンが利用しているレストランでした。12時過ぎてあっという間に満席になってしまったので、地元でも人気みたいです。一品料理とワインを頼んでいる人が多くて、ほとんどの人が昼からお酒を飲んでいました。今回の旅行で一番美味しかったのが、このレストランだった気がします。


 

お昼ご飯を食べた後は、お腹を落ち着かせるために、再びブリュッセルの町を散策。とりあえず高級ブランドが立ち並ぶルイーズ地区に行ってみることにしました。親友の姫様に差し上げる洋服だけ買って、あとはウィンドショッピング。デパートも入ってみたけど、日本のデパートに比べるとかなり小さいです。
この後、ビールの醸造所に行こうとしていたので、地下鉄に乗って南駅まで行きました。市内中心部は地下鉄が走っていないので、地下鉄に乗ったのはこの時1回だけです。そういえば、メトロに乗る時に窓口で、1日乗車券を2枚買おうとしたのに、何故か3日間有効を渡されてしまい払戻しにも応じてくれず、すごく嫌な気分になったんだった。まぁ仕方ないけど。ちなみに、ブリュッセルの地下鉄やプレメトロには切符をチェックする改札はないに等しいです。いちをチケットを通す機械はあるけど、通さなくても乗車できます。多分、切符買って乗ってるのは旅行者ぐらいじゃないかと...
南駅に着いて、10分程あるいた所に目的の『カンティヨン醸造所』がありました。1人5ユーロで試飲2杯つきの見学ができます。見学は日本語の解説が書かれた紙を貰い、各自で見学するスタイルでした。ただ、ビールが作られる日は限られていて、この日はビールは作っていませんでした。醸造所は特有のちょっと酸っぱい匂いが充満していましたが、思ったよりも小さくて町工場ならぬ町ビール工場といった佇まいでした。
ここは、別名『グース博物館』とも呼ばれている醸造所で、グースが主要商品みたいです。グースってこの時初めて飲んだのですが、色は普通のビールなのに、すごく酸っぱい。普通のビールと思って飲むとかなり飲みにくいです。2杯目はチェリーのビールにしたのですが、こちらもすごく酸っぱい。ベルギービールって美味しいビールばっかり飲んでたので、ちょっとアテが外れた感じでした。


 

カンティヨン醸造所を後にして、南駅からはプレメトロに乗って戻ることにしました。乗ったのはいいけど、しばらく経って乗った電車が逆方向だったことに気がついて、途中下車して反対側の電車に乗り換え。
まだ元気が残っていたので、ブリュッセルのメインスポット『グランプラス』に行くことにしました。ここは大きな建物に囲まれた広場で世界遺産にも指定されています。夜はライトアップされて綺麗なのですが、この時はまだ夕方です。広場には、レストランやチョコレート屋さん、お土産屋さんが軒を連ねています。


 

グランプラスのすぐ近くに有名な『小便小僧ことジュリアン君』がいます。三大がっかりとはよく聞くけど、実際の感想は「えっ!これ?本当にこれ?こんな小さいの???」ってホントがっかり。
映像で見る限り、少し大きな広場に飾られてる感じだったのですが、実際は路地の片隅に飾ってありました。人だかりがなかったら、見逃してしまいそうなぐらい存在感がありません。しかも、この日は衣装を身に着けていなくて、更にがっかり。結局次の日もその次の日も衣装を纏ったジュリアン君を拝見することはできませんでした。
小便小僧の近くに、ワッフルで有名な『DANDOY』があると地球の歩き方に書いてあったので言ってみることに。1階が焼き菓子の販売、2階がカフェになっているのですが、2階に上がった瞬間に客の8割が日本人だったので、一瞬フリーズ。後ずさりしたい気持ちでしたが、店内に入ってしまった以上はここで食べるしかありません。私は日本でも馴染みのある『リエージュ風ワッフル』をオーダー。旦那ちゃんは『ブリュッセル風ワッフル』です。ワッフルは日本の2倍ぐらいの大きさ。日本のワッフルよりも硬くてずっしりしてます。ブリュッセル風ワッフルはお豆腐ぐらいの大きさじゃないかな。ワッフル食べたら胃にもたれちゃいました。期待してた程の味でもなく、雰囲気も日本人ばかりでテンションダウンです。


ホテルに戻ってきたら、膨満感で苦しくなってしまい。そのままダウン。大食漢の旦那ちゃんには申し訳なかったのですが、とても夕飯を食べる気になれず、そのまま横になってしまいました。海外に来るといつも胃が苦しくなるので、予測はしていたのですが、もっと昼食とか間食をセーブしなきゃいけなかったみたいです。せっかく、ベルギービール飲みに来たのに、貴重な夜を1日潰してしまったのが悔いに残ります。



inserted by FC2 system