2010 Travel Report London & Paris Day 7

帰国日だったこの日はハプニングの連続。とても長い1日になりました。

シャルル・ド・ゴール空港へ

いよいよ帰国の日。最後の朝食を食べ、荷物をまとめてチェックアウトしました。凱旋門からエールフランスバスでCDG空港に行く予定だったのですが、凱旋門の手前100Mからは通行禁止になっていました。
そして、凱旋門の周りには数多くの装甲車と軍人さん。警察官も多数出動しています。
何も知らなければ「パリでクーデターでも起きたのか?」って驚きますが、この日は革命記念日。それは、前の日に凱旋門にフランス国旗が掲げられているのを見て、主人が気がついていたし、朝のテレビで凱旋門を軍隊がパレードする映像も見ていたのですが...
最初は装甲車を見て喜んで写真を撮っていた主人も、「凱旋門封鎖=エールフランスバスも出ない」って事が理解できると、すぐに顔色が変わりました。バスがダメなら地下鉄という手段も通常であれば可能ですが、なんと地下鉄も運休してたんです。
歩行者は凱旋門の近くまでは行けますが、車両は500M以上は凱旋門に近づけないようで、タクシーを捕まえることすらできない状況に2人とも動揺してしまいました。
結局ホテルまで戻り、ボーイさんにタクシーを呼んでもらって、空港まで行くことができました。時間に余裕を持ってチェックアウトして本当によかったです。
そう言えば、4年前にグラナダからバルセロナに移動する日も、フェスティバルでグラナダ中心部の交通が制限されて、駅に移動するのに苦労したことがありました。個人旅行って気楽でいいけど、こうゆう非常事態に巻き込まれることも頭に入れておかないとダメですね。

パリからロンドンへ

搭乗手続きは、前日にインターネットで済ませておいたので、当日はスムーズでした。ロンドンから日本に向う座席も2人席を確保してたんだけどね...
搭乗時間まで時間があったので、サンドイッチを食べたり、免税店でお土産を買ったりして過ごしていたのですが、搭乗予定時刻になっても、搭乗は始まりません。なんでも、ロンドンからの便が遅れているとのこと。実はロンドンから日本に向う飛行機のトランジットが1時間ちょっとしかなかったため、パリで遅れてしまうと、ロンドンで飛行機に乗れないことが考えられたので、ずっとハラハラドキドキして、搭乗を待っていました。
結局搭乗できたのは、定刻より1時間ちょっと遅れでした。この時点で、トランジットは無理だなって諦めモード。仮に人間は乗り換えできても、確実に荷物は乗り換えられないでしょう。

パリからロンドンまでは約2時間。離陸してシートベルト着用サインが消えると飲み物と軽食のサービスがあるんだけど、配っている間にロンドンに近づいちゃうからどんどん高度が下がってきて、やや恐怖を感じる機内サービスでした。2時間なんだし、無理して機内サービスしてくれてもいいのにって思ってしまうのは私だけかな?
ロンドンに着陸した後は、ダメ元でトランジットカウンターにダッシュします。でも、ここは世界でも有名な巨大空港”ヒースロー”。トランジットに長蛇の列。列の脇をすり抜けて係員に搭乗券を見せると「Too late!」の一言。そりゃそうだ。「B.A.でパリから来たなら、カウンターでヴァージンに振り替えてもらえるわよ」と教えてくれたので、指差して教えてくれたカウンターの列に並ぶことにしました。
係員のおばちゃんが言っていた通り、ヴァージン航空(ANAコードシェア便)に振り替えてもらうことができたのですが、離陸は6時間後でした。
「あぁ、こんな場所で6時間もどう時間を潰せばいいんだ!」って叫びたくなりましたが、この飛行機であれば7/15の午後には日本に着くので文句は言えません。
隣のカウンターで手続きしていた日本人の男の子は、手続きにものすごく時間がかかっていたし、同じパリから来た日本人3人組のおばちゃん集団は、一寸遅かったために、ヴァージン航空に振り替えができなかった模様。しかも、おばちゃん達は英語ができるように見えなかったけど、大丈夫なんだろうか?
我が家の場合、主人が英語が理解できる人で、本当によかった。やっぱり、個人旅行はハプニングが起きるし、ハプニングが起きた時に英語ができないと、先に進まないってことを痛感しました。

ロンドンから日本へ

ヴァージン航空に振り替えてもらう時に、空港内のお店で使えるバウチャーを貰ったので、レストランでご飯を食べたり、ベンチに座ってまったりしながら過ごしました。
で、てっきりヴェージン航空のカウンターで手続きするのかと思ってヴェージンのカウンターに行ったら、「ANAの機材で運行するコードシェア便だから、ANAのカウンターで手続きして」って冷たく言われ、更にANAのカウンターに行ったら、「予約が遅すぎて、隣り合わせの席は確保できません。どちらから予約されたんですか?」と更に冷たい対応。私達はB.A.の人に言われるまま、振り替えてもらったのに、ANAの係員の態度の冷たさとデカさには、怒りが込み上げてきましたよ。

長い待ち時間を経て、ようやくANA機に搭乗。座席は飛行機のど真ん中。ただ、中央3人席だったので、左右どちらかがトイレに行ってくれれば、私も声を掛けることなく席を立てたことだけがよかった。
そして右隣のおばさんが何気にやさしくて、機内サービスの度に飲み物やトレイを仲介してくれました。ただ、ANAの機内食がものすごく美味しくなくて、ガッカリ。新婚旅行でNYに行った時はANAだったんだけど、NY路線の機内食は美味しかったんだけどなぁ。。。
機内で身動きが取りづらかったこともあって、帰りの機内では機内食の写真も撮らず、おとなしくしてました。無事日本に到着したら、猫のしゅわちゃんを預けていた動物病院から留守電がたくさん。
そう、本当は15日の午前中に迎えに行く予定だったのに、空港に着いたのが、15日の15時過ぎ。。。すぐにリムジンバスに乗ってしまったので、夕方まで動物病院に連絡することができず、大変ご迷惑を掛けてしまいました。しゅわちゃんは、動物病院の生活に馴染めなかったようで、先生も困った様子で更に申し訳なかった。

最終日は1日がとても長く、ハプニングもあったけど、ものすごく強烈に思い出として残った1日になりました。いつも海外旅行になると喧嘩が始まる我が家ですが、懲りずに海外旅行に連れて行ってくれる主人には心から感謝しています。楽しい思い出をありがとう。

 
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