この日は憧れのヴェルサイユ宮殿に行ってきました。豪華絢爛、煌びやかな建物に目を奪われました。

パリ観光最終日だったこの日は、朝からヴェルサイユ宮殿に行くことにしました。パリ中心部からだと3通りぐらいの行き方があるのですが、RERは治安が悪いということだったので、モンパルナス駅から国鉄で行くことにしました。
モンパルナスの駅は国鉄の主要ターミナルだけあって、とても広く、ヴェルサイユに向う電車の切符をどこで買えばいいのかもわからない状態でした。とりあえず、並んだ窓口で聞いたら「1階下のフロアに行け」と言われたので、下の階の窓口で切符を買ったのですが、50ユーロ札を出したらお釣をボラれたらしい。そういえば、セルビアの窓口でも通常の2倍ぐらいの料金を言われて、素直に払ったことがあったっけ（笑）
乗った電車が急行だったので、パリからヴェルサイユまでは20分程で到着しました。もっと郊外にあるんだと思っていたので、案外近くて拍子抜け。駅から宮殿までは更に15分ぐらい歩きます。
宮殿に近づくにつれて、観光客も多くなってきて、門に到着した時には、あまりの観光客の多さに目を疑った程でした。

ヴェルサイユ宮殿の門の中に入ると、宮殿に入る人たちの長蛇の列が待ち受けていました。ミュージアムパスを持っている人でも、結構並ばされてしまいますが、チケットを買う列も凄い行列だったので、ミュージアムパスは必須アイテムですね。
観光に来ている人は、アジア人が多かったです。特に中国の方の多さに驚きました。ちょっと前まではどこの観光名所に行っても日本人ばかりだったのに、最近はどこに行っても中国の方々を見かけるような気がします。
あっ、ヴェルサイユ宮殿ですが、宮殿内も豪華絢爛で見所が沢山ありましたが、あまりにも人が多くて思うように身動きが取れない状態で、意気消沈。 でも、「王の寝室」はなかなか面白かったです。

ヴェルサイユ宮殿は見学に半日かかるのが当たり前らしいですが、私達は2時間ちょっとで見学終了。近くのカフェでお茶して、往路と同じルートでパリに戻ります。帰りは鈍行だったので、のんびり帰りました。
電車の中で、主人がランチの場所を探してくれています。パリ最後のランチは、いつも通り『ルベイとフミコのビストロ・ヌーヴォー』からセレクトした『Le Beaujolais d'Auteuil』というビストロです。
私は近くの人が食べていたものが気になったので、それと同じものをオーダー。どうやら、お魚のソテーとコロッケのセットでした。主人はこのお店自慢の「ウフ・マヨネーズ」です。なんか卵とマヨネーズがメインの前菜だけど、彩りもよくて美味しそうでした。

デザートは、チェリーのタルトをお願いしました。クッキー生地のサクサクした表面と大きくてちょっと酸っぱいチェリーが、よく合っていて美味しかったです。でもとても1人で食べきれる量じゃなかったので、半分は主人に食べてもらいました。
主人がオーダーしたデザートは、「リ・オレ」というライスプディングです。一口食べたけど、キャラメルソースが苦手なので、なんとも書けません...

お昼を食べた後は『B.H.V.』という、日本でいう東急ハンズ的な工具や雑貨が揃うお店に行ってきました。お店はパリ市庁舎の目の前にあります。B.H.V.ではキッチンウェアを中心にお土産を買いました。フランス式の皮むきが欲しかったので、お買い上げ。パスタ用のトングもいい物が見つかりました。

お買い物の後は、Arc de Triompheこと凱旋門に登ってみることにしました。下から見ているだけでも満足できちゃう凱旋門ですが、ミュージアムパスが使えるので、登ってみたら、すごくいい景色。凱旋門の上は風も強く吹いていて、暑さも和らげてくれました。それにしても、パリ市内が一望できるなかなかいいスポットでしたよ。
ちなみに、翌日が革命記念日のため、凱旋門もフランス国旗が掲げられています。

凱旋門からホテルに戻る途中、2日前にもお邪魔した、ブラッセリーに寄りました。例によって、ツール・ド・フランスの観戦と思ったら、ちょうどレースが終わったところでした。それでも、ハイライトと過去の名シーンを放送してたので、ビール片手に軽くつまみながらツールを見るのは、なかなか乙ですよ。店員さんには、相当ツール好きな日本人なんだなって思われたかも（笑）

夕飯は、さっき軽食を食べたせいもあって、近場で軽いもので済ませることにしました。私は鶏肉とライスのセットとトマトとモッツァレラチーズのサラダです。ご飯がタイ米だったのがちょっと残念でしたが、それなりに美味しかったです。

主人はお昼に引き続き、ウフ・マヨネーズとお肉とマッシュルームのソテーを頼んでいました。お昼に食べていたウフ・マヨネーズの方が美味しそう。

この日はこれでおしまい。明日はいよいよ帰国の途に着きます。