2010 Travel Report London & Paris Day5

この日は1日中、パリ市内をうろうろ。美味しいものをお腹いっぱい食べます。

サント・シャペルと国立近代美術館

この日は朝から雷雨。窓に激しく叩きつける雨の音で目を覚ましました。朝食を食べ、今日の予定を部屋で決めます。主人がピカソ美術館に行きたいと行っていたのですが、ネットで調べてみると改装のため、休館中でした。ピカソ美術館は諦めて、これまた主人が行きたいと行っていた国立近代美術館に行くことにしました。国立近代美術館の開館時間が11時からだったので、その前にシテ島にあるサント・シャペルに向います。
ここはガイドブックにステンドグラスがとても綺麗な教会だと紹介されていたので、前から気になっていた場所だったのです。サント・シャペルの最寄駅はシテでしたが、一つ手前の駅から歩くことにしました。でも、地下鉄降りて地上に出たら進むべき方向がわからない。でもなんとかセーヌ川を発見して、無事にシテ島に着くことができました。また、朝激しく降っていた雨もこの頃には小降りになっていてよかったです。
サント・シャペルは思ったよりも小さい教会でしたが、ステンドグラスはとても綺麗でした。でも、ステンドグラスを撮るのはなかなか難しく、あまりいい写真は撮れませんでした。
そうそう、昨日買おうと思っていたミュージアムパスはサント・シャペルで無事購入することができました。シーズン中は売り切れになることも多いそうなので、ホッとしました。

サント・シャペルを後にした私達は国立近代美術館がある、ポンピドゥーセンターに向いますが、開館まで時間があったので、フォーロム・デ・アールという大規模ショッピングセンターで時間を潰します。写真を撮る余裕がなかったんだけど、ここで食べたキッシュがとても美味しかったです。日本で売ってるキッシュと違って本場のはボリュームもあるし、味も濃厚でした。
国立近代美術館はミュージアムパスのお陰で長い列に並ぶことなく、すんなり入館できました。外壁に沿った透明のチューブ状のエスカレーターで上に行きます。エスカレーターからはパリの街並みが一望できて、すごく景色がよかったです。この時には雨は止んでいましたが、晴れていたらもっと景色がよかったと思います。
美術館には、マティスとピカソの作品が多数ありました。ダリ、ミロぐらいまでは分かるけど、カンディンスキーになると抽象的すぎて、どう解釈していいのか分からない作品も多数。特に映像作品は、私にはレベルが高かったです。

美術館の後は主人が調べておいてくれたビストロに連れて行ってもらえることに。歩いている途中、こんな素敵なお惣菜屋さんを見つけました。パテがものすごく美味しそう。パリに長期滞在するなら、こうゆうお店でお惣菜を買ってホテルで食べるのもいいかなって思いました。

人気のビストロでランチ

お昼ご飯は『ルベイとフミコのビストロ・ヌーヴォー』という本で一番大きく紹介されていた『Glou』というお店に行きました。日本の本でも紹介されるぐらいなので、現地でも人気みたい。既に多くのお客さんで賑わっていました。
店員さんに20ユーロのランチセットを勧められたので、このセットにしました。私も主人もお肉を選択。お肉が選択できるってことはお魚もあるんだと思います。
まず出てきたのはもやし...まさかパリでもやしを食べるとは思いませんでした。それも結構量があります。ただ、とてもあっさりしていて、軽く湯通ししたもやしと貝をバルサミコで味付けしたものでした。量の割りに軽かったので、あっさり完食。
メインは鶏肉?主人はハトじゃない?って言っていましたが、真相は分かりません。骨付きの鶏系のお肉が濃厚なソースで出てきました。お肉が柔らかくて、濃いソースは付け合せのポテトにもよく合います。最後の方は味が濃くて若干飽きてしまいましたが、お肉の柔らかさは素晴らしかったです。
デザートはフレンチトースト アイス添えでした。アイスは全部食べたけど、フレンチトーストはカロリーが気になって半分しか食べませんでした。今思えば全部食べておけばよかったと思ってます。でもお腹もいっぱいだったんだよな...

モロー美術館とモンマルトル

お昼を食べた後は、私が前から行きたがっていた、ギュスターヴ・モロー美術館に行くことにしました。モロー美術館はモローが実際に住んでいた家を使用しているので、あまり広くはありませんが、作品はとても充実していました。見たかった「出現」と「踊るサロメ」が見れて大満足。モローはギリシャ神話を題材にした作品が多いので、親しみやすいですね。小さな美術館に訪れる人は、日本人ばかりでした。

モロー美術館のすぐ近くにショパンの家があるようなので、探してみたけど見つかりませんでした。小学生、中学生時代はショパンのテープを擦り切れるまで聴いていたんだよなぁ。ある意味、ショパンは私がクラオタになる原点です。ちなみに好きな曲は「黒鍵」です。
ショパンの家は見ることができなかったけど、この辺りはモンマルトルの丘の麓だったので、急坂を登ってモンマルトルに行くことにしました。モンマルトルといえば「アメリ」の舞台ですね。頂上に近づくにつれて、人が多くなり、お店も増えてきました。時々、急な階段も登ったりしてやっとのことで頂上に到着。サクレ・クール聖堂は澄みきった青空によく合う、素敵な建物でした。高台にあるのでパリの街を一望できる景色もすごくよかったです。
サクレ・クール聖堂のすぐ近くからケーブルカーが出ていたので乗ってみたら、地下鉄の駅との接続がよくて、ホテルまですんなり戻ってくることができました。

ビストロで夕食

夕飯は近場がいいなぁとリクエストしたら、またしても『ルベイとフミコのビストロ・ヌーヴォー』からセレクトしてくれました。ホテルから徒歩5分の場所にあった『Paul Chene』という伝統があるビストロです。
まずはシャンパンで乾杯すると一品目の小さな前菜が出てきました。シュー生地がサクサクして美味しい小さな前菜でした。前菜一品目はオーナーがこの時期オススメというマッシュルームの料理でした。すり潰したマッシュルームと卵を使った料理でとても濃厚で美味しかったです。

前菜2品目はマッシュルームのソテーでした。この時期マッシュルームが旬みたいで、オーナーがしきりに勧めるのでついつい頼んでしまいました。ちなみに前菜は主人とシェアしながら食べてます。
前菜3品目は、フォアグラのテリーヌです。これは絶品でした。ワインとよく合います。とても濃厚なパテで、またパリに来たらこの店のこの料理をオーダーするだろうなってぐらい気に入りました。

結構お料理の品数を頼んでいたのに、オムレツに目がない主人がオムレツをオーダー。すごくふわふわした卵の上に、いくらが乗っています。いくらの塩辛さと卵は意外によく合ってました。
エスカルゴはニンニクとバジルの定番のエスカルゴですが、超美味。味が濃厚でとても美味しい。次回来たら、また絶対オーダーする!って思った一品でした。

ちょっと前菜を頼みすぎてしまって、メインが来る頃にはお腹がはち切れそうだったのですが、メインはブリルというフラットフィッシュをオーダーしました。日本の平目より肉厚でしたが、多分平目と似たような魚だと思います。ソースが濃厚なタルタルソース的な味がするもので、お魚とよくマッチしててとても美味しかったです。
主人はがちょうのお肉を食べてました。主人曰く、美味しかったけど、私が頼んだ魚の方にすればよかったとボヤいておりました。

メインは主人に手伝ってもらって、なんとか完食しました。どれも美味しいお料理ばかりで感激のディナーでしたよ。〆のデザートは、お腹が苦しかったので、アイスをオーダーしました。キャラメル味のアイスは口当たりがよくてとても美味しかったです。
主人はクレープのオレンジリキュールソースを食べてました。1口貰ったけど、すごく美味しかった。使っているリキュールはお店独自のブランドらしく、ストレートでも飲ませてもらうことができました。
16区ってちょっとマイナーだけど、凱旋門までのアクセスはいいし、美味しいレストランもあるので、今度泊まる時も同じホテルにしようと思います。とても楽しくて美味しい1日に感謝です。

 
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